[15] 「波のうえの魔術師」石田衣良著 文芸春秋 を読んで、相場の真髄を知る!川田栄男 2006・9・2
投稿者:川田栄男 投稿日:2006/09/02(Sat) 14:57
 
 決して新しい本ではない。2001.8の出版である。新聞の書評見て、おもしろそうでいつか読もうと思いツンドクしておいた一冊である。感じるところあり読み出したら、止まらなかった。一気に読んだおもしろかった!
 石田衣良は、「池袋ウエストゲートーパーク」が処女作らしいが、その後快調に飛ばし2003年に「4TEEN」直木賞取っている。
 2001・10・14日経書評によれば「東京下町の老相場師が就職浪人の青年(石田衣良氏がモデルか?川田私見)を鍛え、都市銀行相手に、変額保険で資産失った高齢者の復習戦を繰り広げる。・・『限りなく事実に近いフィクション』
』の経済小説である。」「・・・大学の終わりころ昔気質の証券アナリストにあこがれ、日に3時間は新聞を読み、世界観、相場観を養った自分の体験がある。・・・抽象概念である相場。乾いた数字を何ヶ月も追い続けるうちに見えてくる『周期的な運命の上げ下げの力』をとらえながら、『相場をまったく知らない人に『こんな世界もあるあのか』と思わせるたい」と。
 2005・12.25日経によれば石田氏は「最近は回りに流されて株式投資はじめる人もおおいけれど、自分で判断できないなら簡単にやらないほうがいい。僕は一日二紙、新聞を隅から隅まで目を通し、特定の銘柄の株価をノートに書き写し相場を研究しました。」とある。今の若い人のデートレ感覚とは違うのです。ここが大事ですよ。
 本には「帯」というものがついており、その本のポイントが、ズバリ書いてある。帯見て買ってもらいたいからである。この本の帯によれば、「きみが身につけた値動き感覚というものは、きみ固有のもので誰も代わりになることはできない。一国の盛衰や私企業の成長と衰退、そして僕たちひとろ」

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